新竹 由基

○研究テーマ

発散的作問を対象とした学習支援

協調的学習を指向した作問学習のゲーム化

○研究概要

算数の文章題を対象とした作問支援システムとして,開発されたモンサクンIIはすでに数年に渡って複数の小学校での授業で利用されており,その有用性が確認されている.モンサクンIIでは,問題の構造を意識することでメタ認知の活性化を支援していることが示唆される.しかし,問題構造を意識するかどうかについては学習者に委ねられている.そこで,本研究では,作問学習の協調化によってメタ認知の活性化の促進を目指す.この協調化では,まず(1)モンサクンの対戦ゲーム的な利用を実現する,(2)対戦成績から適切な相手の選択を行う,そして,(3)お互いの作問活動を説明・評価するプロセスを設ける,を行うことで,グループとしての作問活動の実現を目指す.

○研究業績

・新竹由基,高橋侑也,倉山めぐみ,平嶋宗,”発散的作問を対象とした学習支援システムの設計・開発”,JSiSE2009学生研究発表会,pp.137-138 (2009,03).

・新竹由基,倉山めぐみ,平嶋宗,”協調的学習を指向した作問学習のゲーム化”,電子情報通信学会教育工学研究会.

○リンク

ICCE2011(http://www.nectec.or.th/icce2011/)