西川 祐史
(A)研究テーマ名
GoogleMaps APIとGPSカメラを用いた地図理解支援システム開発
(B)研究概要
人が道を覚える際に、どのような情報を頭の中で整理して覚えているかを考え、道を覚えられない人が頭の中の地図の構築を出来るよう
サポートするシステムを開発する。
(C)研究詳細
人が道を覚える際には、道の風景(ルートマップ)を覚えることが重要である。しかし、風景だけを覚えていては、知らない道に入った途端に
自分の現在地や目的地までのルートがわからなくなってしまう。こうならない為には、道と道ががどのように繋がっているかという情報が必要で、
その情報は地図から得る必要がある。
風景の断片イメージ(ルートマップイメージ)があり、さらにそこに実際の地図情報(サーヴェイマップ)が加わることで1本の道を覚えたと言える。
1本ずつの道を覚えることを繰り返していくことで、交差点をノードとする道の繋がりができ、頭の中の地図が構築されていく。
本研究では、この頭の中の地図構築が上手く出来ない人を対象に、道を覚えられる人が頭の中で行っていることをシステム上で行い、
道の覚え方を習得してもらえるようサポートするシステム開発を行う。
道を覚えられる人が頭の中で行っていることとは、道の風景(カメラによって撮影)を地図(Google Map)に適応させ、頭の中の地図を構築する。
覚えた道が増えると次は道と道との繋がりを意識させ、目的地までの複数のルートが頭で思いつくようにさせる。こうすることで、迂回路や最短
ルートを考えられるようにもなるのである。
システム完成後はシステムの評価実験を行い、被験者のアンケートを元に改良を行う予定である。
(D)研究実績(学会発表,学内発表,研究室内発表)
2009年9月30日に研究室内発表にてテーマ発表
(E)調査文献リスト