Mizumoto

(A)研究テーマ名

「概念構造の明示による理科学習での概念獲得の支援」

(B)研究内容

小学校理科では単元ごとに、複数の実験や観察(イベント)を通して、理科の概念が学習される。

しかし、単元内で学ぶべき概念群と各イベント内で扱われる概念群の関係は視覚化されていない。

そのため、少なからぬ児童にとって、イベントの意味の把握は難しく、また、単元全体としての概念群の構造的把握も困難である。

そこで本研究では、単元やイベントの概念の関係性を視覚化すべく、コンセプトマップを用いた構造化を行った。

その結果、単元の概念構造とイベント、イベント間の関連性を視覚的に把握できるようになり、概念獲得を促進することが可能となった。

(C)研究業績

(D)参考文献

(1) 福岡敏行(2002)編著「コンセプトマップ活用ガイド」東洋館出版社

(2) 工藤文三(2008)編集「小学校・中学校 新学習指導要領前文とポイント解説」教育開発研究所

(3) 「小学校学習指導要領解説 理科編」文部科学省, 2008

(4) 「楽しい理科」大日本図書, 2004