奥田 麻衣

研究テーマ

大規模講義でのレポート評価への合意形成を指向した論述法に関する研究

研究内容

2001年以降広島大学経済学部の講義を対象にレポート採点システムの設計および受講生の論述力向上を目的とした研究を行ってきた.

本研究で扱っている論述式のレポートは600字前後の小論文式で、設問は社会科学系の論述式の出題で主要な「○○について具体例をあげながら説明しなさい、論じなさい」という課題である。受講生の論述力を支援するために、「論述のスタイル」を予め準備しガイドラインに沿って論述を進めると課題に解答できるよう誘導している。

外部資金

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参考文献

[1] 東郷雄二「レポートの書き方」京都大学 http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/kisoron/how.to.report.pdf.(2006)

[2] 阿部圭一『明文術-伝わる日本語の書き方』NTT出版株式会社(2006)

[3] 高野辰之、宮川治、小濱隆司「オブジェクト指向プログラミング教育における採点支援システムの開発とその評価」『情報処理学会研究報告』2008-CE-96,pp41-45

[4] 隅谷孝洋,長登康,稲垣知宏,中村純「wwwとメールを用いたレポート提出システムの開発と運用」『情報処理学会研究報告』,2007(101),pp.109-112(2007)

[5] 角世元,李暁永,出口博章,太田剛,酒井三四郎「オンラインレポート添削支援システムにおけるターンアラウンド時間の分析」『情報処理学会論文誌』48(8),pp.2781-2790(2007)

[6] 奥田麻衣,石田三樹,越智泰樹,平嶋宗「ICTの活用と論述力支援の実践」『情報処理学会研究報告論文集』2008-CE-97,pp.75-80.(平成21年度情報処理学会山下記念研究賞受賞).

[7] 奥田麻衣,石田三樹,越智泰樹「ICTの活用によるレポート添削支援と教育効果」『世新日本語文研究』創刊号, pp.192-212(2009)

[8] 石田三樹,越智泰樹,奥田麻衣「WebCTを活用した遠隔授業の効果」『教育システム情報学会』,Vol.25 , No.4 , pp.403-413(2009)

[9] 石岡恒憲「小論文およびエッセイの自動評価採点における研究動向」『人工知能学会誌』23(1),pp.17-24(2008)

[10] 福井正康,小篠敏明「単語と熟語の難易度を考慮した英文リーダビリティ指標の作成法」『日本教育情報学会誌』24(3),pp.15-22(2009)